悶える
もだえる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to writhe (in pain)
文例 · 用例
この長い手紙、と云ふよりもこの部厚な手記を前觸れもなく突然私の手から受け取つた時、お前がどんなに怪しんで胸を轟かすか、そして、またこの手記の一句一節を次第に辿つて行く時に、お前の心がどんなに痛み、どんなに悶えるか、それは私によく分つてゐる。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
足を悶える度にそれがコツコツ戸棚や扉に当る堅い冷たい不愉快な感覚が非常に誇張されて苦しみを助けた。
— 寺田寅彦 『病中記』 青空文庫
実際そうだとすれば僅か七、八十年の人生は少々心細いものであります、死ぬのを諦め切れないで悶えるのももっともと思います。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
その弟の身になると、姉は隅田川の霞の中に、花に包まれた欄干に立って、私を守っているようでもあるし、紅蓮大紅蓮という雪の地獄に、俎に縛られて、胸に庖丁を擬てられながら、救を求めて悶えるとも見える。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
死ぬ苦悩をしながら、死切れないと云って、悶える。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
もう読むまいと思っても、それでも何か気がかりで、新聞などに島田の新刊書の広告などが出ていると、ついまた注文してしまって、そうして読んで、悶えるのです。
— ―――三幕 『冬の花火』 青空文庫
見るまにぱらぱらに鬢が乱れて、面影も痩せたように、口のあたりまで振かかるのを掻い払うその白やかな手が、空を掴んで悶えるようで、(乳母来ておくれ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
(そこでじゃがや、姉めが乳の下の鳩落な、蝮指の蒼い爪で、ぎりぎりと錐を揉んで、白い手足をもがもがと、黒髪を煽って悶えるのを見て、鳥ならば活きながら、羽毛を※った処よの。
— 泉鏡花 『吉原新話』 青空文庫
作例 · 標準
熱帯夜で寝苦しく、ベッドの中で身悶えしていた。
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彼は、長引く病の苦痛にもだえていた。
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「あー、痛い!」「大丈夫? もだえてない?」
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標準
to be anguished
作例 · 標準
成功のプレッシャーにもだえている若手俳優がいた。
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故郷を離れ、孤独に苦しんでいた。
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「この状況、どうすればいいのか…」と、彼は解決策が見つからず苦悩していた。
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