小半
こなから
名詞
標準
one quarter
文例 · 用例
こんなのもおおかた軍人党になるだろうと思って、過ぎたわが小半生の影が垣の外にちらつくように思う。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
いひさしてお力は溢れ出る涙の止め難ければ紅ひの手巾かほに押當て其端を喰ひしめつゝ物いはぬ事小半時、坐には物の音もなく酒の香したひて寄りくる蚊のうなり聲のみ高く聞えぬ。
— 樋口一葉 『にごりえ』 青空文庫
いひさしてお力は溢れ出る涙の止め難ければ紅ひの手巾かほに押当てその端を喰ひしめつつ物いはぬ事|小半時、坐には物の音もなく酒の香したひて寄りくる蚊のうなり声のみ高く聞えぬ。
— 樋口一葉 『にごりえ』 青空文庫
そこで交換局では畏って早速接続すると女皇陛下は御満足で、ものの小半時間もゆるゆる後対話があった。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
彼は、小半日も上り框の板の上でひねっていたが、どうもうまく行かない。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
それが寒い時候にはいつでも袖無しの道服を着て庭の日向の椅子に腰をかけていながら片手に長い杖を布切れで巻いたのを持って、そうしていつまでもじっとしたままで小半日ぐらいのあいだ坊主頭を日に照らしていた。
— 寺田寅彦 『ステッキ』 青空文庫
藤吉が出て行ったのは四ツを少し過ぎたころで、市ヶ谷八幡の鐘が夜の八ツ(午前二時)を撞いてからもう小半刻も経ったかと思うのに、かれはまだ帰って来なかった。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
越前屋は小半町しか距れていないので、すぐに行き着くと、紙屋の店は表の戸をおろしてひっそりしている。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
ケーキを4等分して、私は小半を食べた。
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残りのジュースは小半くらいしかない。
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その仕事は、全体の小半がまだ終わっていない。
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標準
small amount of sake
作例 · 標準
友人と盃を酌み交わし、小半の酒を静かに楽しんだ。
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彼は酒に強くないので、いつも小半だけ嗜む。
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小半の酒を傾けながら、昔話に花を咲かせた。
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