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宿望

しゅくぼう異読 しゅくもう
名詞
1
標準
long-cherished desire
文例 · 用例
宿望漸く端緒を開く。
平出修 逆徒 青空文庫
私は久しい宿望を叶えられる喜びのあまり、お天気の日ならば必らず博覧会の門をくぐった。
渡辺温 風船美人 青空文庫
さて今年御用相片づき候えば、御当代に宿望言上いたし候に、已みがたき某が志を御聞届け遊ばされ候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書 青空文庫
その内寛永十四年|嶋原征伐と相成り候|故松向寺殿に御暇相願い、妙解院殿の御|旗下に加わり、戦場にて一命相果たし申すべき所存のところ、御当主の御武運強く、逆徒の魁首天草四郎時貞を御討取遊ばされ、物数ならぬ某まで恩賞に預り、宿望相遂げず、余命を生延び候。
森鴎外 興津弥五右衛門の遺書(初稿) 青空文庫
沢は、隔てなく身の上さへ話したが、しかし、十有余年崇拝する、都の文学者|某君の許へ、宿望の入門が叶つて、其のために急いで上京する次第は、何故か、天機を洩らすと云ふやうにも思はれるし、又余り縁遠い、そんな事は分るまいと思つて言はなかつた。
泉鏡花 貴婦人 青空文庫
当座の中こそ訪問や見物に忙がしく、夙昔の志望たる日露の問題に気焔を吐きもしようし努力もするだろうが、暫らくしたら多年の抱懐や計画や野心や宿望が総て石鹸玉の泡のように消えてしまって索然とするだろう。
内田魯庵 二葉亭追録 青空文庫
ことに、彼らは今日この頃、バブルから、身体内景の有様を新しく聞いていたので、腑分に対する宿望は、更に油が注がれたように燃えていた。
菊池寛 蘭学事始 青空文庫
三 かうして道業が進んで来て、やがて機縁が熟すると、彼等のあるものはかねての宿望どほりに羽化登仙する。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
作例 · 標準
彼はついに、海外で自分の店を持つという長年の宿望を遂げた。
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チームの宿望であった全国大会初優勝が、ようやく現実のものとなった。
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祖父は、この荒れ地を美しい果樹園に変えるという宿望を抱き続けていた。
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