鼻にかける
はなにかける
表現動詞-一段
標準
to be full of pride
文例 · 用例
悪いことをしてここへ来ながら星だなんて鼻にかけるのは海の底でははやらないさ。
— 宮沢賢治 『双子の星』 青空文庫
私は、そうだと答えたかったのだけれど、そうすると、なんだかお金持の子供を鼻にかけるようで私のロマンチックな趣味に合わなかったから、いやちがう、僕はあの家の遠縁に当る苦学生であるが、そんなことは、どうでもいい、十年ぶりでやっと思いが叶って逢えたのだ。
— 太宰治 『デカダン抗議』 青空文庫
俺を、学問に私すると云つた江戸の村田|春海、古学を鼻にかける伊勢の本居宣長、いづれも敵として好敵ではなかつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
「鼻にかける」という表現は、前の「鼻うごめかす」というのと同じような心理状態から出て来るものであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
手近い例を挙げましても今までに出て来た…… ……鼻をうごめかす…… ……鼻にかける…… ……鼻じろむ…… ……鼻であしらう…… ……鼻っ張りが強い…… ……鼻毛が長い…… というような感じの中一つでも眼や口に出来るのがありましょうか。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
そんなことを鼻にかけるやうになつたらもうお了ひである。
— 田山録弥 『手品』 青空文庫
さして身分を鼻にかけるやうな人の姿も見えなかつた。
— 徳田秋聲 『青い風』 青空文庫
不思議と彼女に好い親類のあることがその後だんだんわかって来たのであったが、小夜子はそれを鼻にかけることもなかった。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
彼は少し成功しただけで、すぐにそれを鼻にかけて傲慢になる。
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彼女はどんな時も謙虚で、決して自分の才能を鼻にかけることはなかった。
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「そんなに鼻にかけてると、いつか痛い目見るよ。」
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