音読
おんどく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #14797 · 青空 123 例
標準
reading aloud
文例 · 用例
また左舷へ帰って室へはいって革鞄から『桂花集』を引っぱり出して欄へもたれて高く音読すると、艫で誰れか浮かれ節をやり出したので皆が其方を見る。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
唯、遠くに、行々子が鳴きしきつて、こゝに蛙がすだく――其の間を、わあーとつないで、屋根も門も見えないで、あの、遅桜の山のうらあたり、学校の生徒の、一斉に読本の音読を合はす声。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
のみならずこのシュテンドウシがアラビアから来たマレイ語で「恐ろしき悪魔」という意味の言葉に似ており、もう一つ脱線すると源頼光の音読がヘラクレースとどこか似通ってたり、もちろん暗合として一笑に付すればそれまでであるが、さればと言って暗合であるという科学的証明もむつかしいような事例はいくらでもある。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
医科の男は相変らずこの家の二階の同じ室に居ると見えて、音読の声が友の下宿の二階に聞えているそうである。
— 寺田寅彦 『雪ちゃん』 青空文庫
両親の居間の襖をするするあけて、敷居のうえに佇立すると、虫眼鏡で新聞の政治面を低く音読している父も、そのかたわらで裁縫をしている母も、顔つきを変えて立ちあがる。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
「歌にはなっておりませんが、お心当りにはなりましょうと存じまして……」 受取った松倉十内は音読した。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
先生がただすらすら音読して行って、そうして「どうだ、わかったか」といったふうであった。
— 寺田寅彦 『夏目漱石先生の追憶』 青空文庫
私は掛軸の文句を低く音読した。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
標準
reading (a kanji) by its Chinese-derived pronunciation
ウィキペディア曖昧さ回避
音読(おんどく) 文章を声を出して読むこと。朗読。 漢字を訓読み(訓読)ではなく、音読みすること。
出典: 音読 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0