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知られざる

しられざる
連体詞
1
標準
unknown
文例 · 用例
坂東太郎 丹波太郎は西鶴の文に出でたりと覚えたり、坂東太郎は未だ古人の文に其風情をしるされざるにや、雲にも人に知らるゝ知られざるのあるもをかし。
幸田露伴 雲のいろ/\ 青空文庫
私の知られざる傑作「初恋の記」のハッピイ・エンドにくらべて、まさるとも劣らぬ幸福な囁きを交した。
太宰治 断崖の錯覚 青空文庫
山を歩いていてすべってころんで尻もちをついた拍子に、一握りの草をつかんだと思ったら、その草はいまだかつて知られざる新種であった。
寺田寅彦 読書の今昔 青空文庫
第七〇課 知られざる傑作 フランス十九世紀の文豪、バルザック(西暦一七九九年に生れ、一八五〇年に歿す)の有名な作品の中の一つに、「知られざる傑作」というのがあります。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
桂子はバルザツクの「知られざる傑作」の主人公である画家が、絵画の絶対の完成を求めてその画布を人間の眼には何物とも判じ得られぬ狂的な形象に塗殺し尽して仕舞つた記述を読んで、悲涙を流した。
岡本かの子 花は勁し 青空文庫
例えば、此処に茶碗がある、茶卓がある、土瓶がある、鉄瓶があるといふ如く、此等の物も実に測り知られざる数であるが、兎に角我心以外の物であつて、所謂物質といふ言葉で尽されるもので、その一箇一箇は固定してゐる。
幸田露伴 些細なやうで重大な事 青空文庫
我も亦この一書によつて彼の名を記憶するに止まれども、彼の才あつて然も杳として天下に知られざるは心惜しき思せらる。
石川啄木 閑天地 青空文庫
人に知られざることを憂えぬ蘇武を前にして、彼はひそかに冷汗の出る思いであった。
中島敦 李陵 青空文庫
作例 · 標準
その探検家は、知られざる秘境への旅に出た。
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この島には、まだ知られざる動植物が数多く生息している。
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彼は知られざる歴史の真実を追い求めている。
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