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幾度となく

いくどとなく
副詞
1
標準
on countless occasions
文例 · 用例
読み終わった本を枕もとへ置いて、蒲団をかぶって聞いていると、音楽の波に誘われて物語の幻は幾度となく繰り返し繰り返し現われた。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
右手のほうでひいているメロディだけを聞くとそれは前から耳慣れた「春の歌」であるが、どうかして左手ばかりの練習をしているのを幾間か隔てた床の中で聞いていると、不思議に前の書中の幻影が頭の中によみがえって来て船戦の光景や、セント・オラーフの奇蹟が幾度となく現われては消え、消えては現われた。
寺田寅彦 春寒 青空文庫
仙臺の人たちの愛國の至情に接して、外國人たる彼さへ幾度となく瞠目し感奮させられる事があつたのでした。
太宰治 「惜別」の意圖 青空文庫
これは平生幾度となく家族に云い含めてあったことの効果があったのだというような気がした。
寺田寅彦 震災日記より 青空文庫
あの奇怪な『猫』の表現の透徹した心持は、幾度となく私の模倣したものであつたが物にならなかつた。
萩原朔太郎 月に吠える 青空文庫
強盜、殺人、喧嘩、自殺――さうした見聞にも幾度となく脅かされた。
南部修太郎 ハルピンの一夜 青空文庫
木拾いの娘が六蔵の姿を見て逃げ出したのは、きっとこれまで幾度となくこの白痴の腕白者におどされたものと私も思い当たったのであります。
国木田独歩 春の鳥 青空文庫
馬の顏を斜に見た處で、無論少年の手には餘る畫題であるのを、自分は此一|擧に由て是非志村に打勝うといふ意氣込だから一|生懸命、學校から宅に歸ると一|室に籠つて書く、手本を本にして生意氣にも實物の寫生を試み、幸ひ自分の宅から一丁ばかり離れた桑園の中に借馬屋があるので、幾度となく其處の廐に通つた。
国木田独歩 畫の悲み 青空文庫
作例 · 標準
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例句2
例句3
例句4
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