密書
みっしょ
名詞
標準
secret message
文例 · 用例
武漢の共産軍が敗れ、上海の市街戦で同志は一掃され、ボロジンは九江より南昌に隠れ、それ以前ボロジン夫人は密書とともに捕えられ北京の軍法会議に廻されたのであった。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
「密書を投げ込む為かね」「まあ、そうだろう。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
――ぼくは直ちに職場に組織を作り、キャップとなり、仕事を終えると、街で上の線と逢い、きっ茶店で、顔をこわばらせて、秘密書類を交換しました。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
切支丹の邪宗を禁じて南蛮寺を毀った豊臣秀吉の遺策を受け継いだ幕府では、オランダ人からポルトガル人に領土的野心があると云う密書を得てからその禁止に全力を傾けた。
— 田中貢太郎 『切支丹転び』 青空文庫
(この四月の地方官会議に多少の訓示ありしは、白井氏、前日井上神社局長より得たる秘密書類の写しで明らかなり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
届けにゆく途中で取り押さえて、その密書を手に入れれば、なにかの秘密をさぐることが出来たのであるが、空手で帰る途中ではどうにもならない。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
そうしてその報酬として、伝兵衛の手からもいろいろの秘密書類が澹山に渡された。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
利章が徳川の目附竹中に宛てた密書を、忠之が手に入れたのは其翌日の事である。
— 森鴎外 『栗山大膳』 青空文庫
作例 · 標準
彼は懐から密書を取り出し、慎重に内容を読み始めた。
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敵の手に渡ってはならない重要な密書を、彼は命がけで運んだ。
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密書には、国家の命運を左右する秘密が記されていた。
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