判読
はんどく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #40751 · 青空 131 例
標準
decipherment
文例 · 用例
その文字が、全部判読できたならば、私の立場の「義」の意味も、明白に皆に説明できるような気がするのだけれども、それがなかなか、ややこしく、むずかしいのである。
— 太宰治 『父』 青空文庫
蘭学の先駆者たちがたった一語の意味を判読し発見するまでに費やした辛苦とそれを発見したときの愉悦とは今から見れば滑稽にも見えるであろうが、また一面には実にうらやましい三昧の境地でもあった。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
寂びしおりを理想とするということは、おそらく芭蕉以前かなり遠い過去にさかのぼることができるであろうということは、連歌に関する心敬の言葉からも判読される。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
長屋のものには判読しがたい変った書体で、それは父譲り、裁縫は、絹物は上手といえなかったが、之は母親譲り、月謝一円の界隈の娘たち相手には、どうなりこうなり間に合い、勿論近所の仕立物も引きうけた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
尋常二年の眼が、提灯にかかれた「野瀬」の二字を判読しようとしていたが、血の気が頭からすっと引いて行くような胸苦しさで、困難であった。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
ローマ字から判読するこれ等は、誰か爪哇で魚屋を始める人があって、その道具を注文して来たのだった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
しかし彼には徒らに判読しがたい文字の羅列であつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
不文、意をつくしませぬが、御判読下さいまし。
— 太宰治 『虚構の春』 青空文庫
作例 · 標準
古い手紙の判読には時間がかかった。
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筆跡が悪く、彼のメモは判読が難しい。
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この暗号文は、専門家でも判読に苦労するだろう。
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