乃公
だいこう異読 おれ
代名詞
標準
I
文例 · 用例
それで、「誰某は偉い奴だ、史記の列伝丈を百日間でスッカリ読み明らめた」というような噂が塾の中で立つと、「ナニ乃公なら五十日で隅から隅まで読んで見せる」なんぞという英物が出て来る、「乃公はそんなら本紀列伝を併せて一ト月に研究し尽すぞ」という豪傑が現われる。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
それで、「誰某は偉い奴だ、史記の列伝丈を百日間でスッカリ読み明らめた」というような噂が塾の中で立つと、「ナニ乃公なら五十日で隅から隅まで読んで見せる」なんぞという英物が出て来る、「乃公はそんなら本紀列伝を併せて一月に研究し尽すぞ」という豪傑が現われる。
— 幸田露伴 『学生時代』 青空文庫
弱く、あさましき人の世の姿を、冷く三つ列記したが、さて、そういう乃公自身は、どんなものであるか。
— 太宰治 『あさましきもの』 青空文庫
お前も坊主なら乃公も坊主だ。
— 夢野久作 『章魚の足』 青空文庫
たゞ五分の一だけ呉れろ、乃公は其を以て北海道に飛ぶからつて。
— 國木田独歩 『空知川の岸辺』 青空文庫
オヤ/\乃公は隠して置いた酒さえも何時か他人の尻の下に敷れて了うのか、と自分の運命を詛ったのです。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
快活なる水兵の一群は其周圍を取卷いて、『やあ、可愛らしい少年だ、乃公にも借せ/\。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
兵曹驚いて眼を見張り『おゝ、乃公は如何にも櫻木大佐閣下の部下なる武村新八郎だ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
乃公が若かった頃は、これしきのことで弱音など吐かなかったものだ。
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「よく聞け!乃公の命令に背く者は許さんぞ!」と将軍は兵士たちに言い放った。
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乃公がこの仕事を引き受けたからには、必ず成功させてみせる。
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