宛てる
あてる
動詞-一段動詞-他動詞頻度ランク #20571 · 青空 1239 例
標準
to address
文例 · 用例
お艶の病気中、わたしはそれを稽古したし、それから幕末維新の苦難な芸界を経て来たわたしの父親も師匠も、何ぞといえば難事掴得に支払う貨幣として生命を引宛てることを言った。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
とき/″\出して唇に宛てる。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたしがそれを唇に宛てるとき、たった二つのこの唇の小さな押花から女の真ごころが身体中に痺れるほども染み亘る。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
官命とはいいながら、何分にも殺生の仕事であるから、寺院を詰所に宛てるのを遠慮するのが例であった。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
四日 ハドスン来る 主義変わらず七日 マコーリー、パラモア、セントーガスティン在のジョン・スウェインに種を宛てる九日 マコーリー片付く一〇日 ジョン・スウェイン片付く一二日 パラモアを訪ねる 上々「かたじけない。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
その中に、君は小學でも中學でも凡ゆる學科のうちで綴り方と作文が何より不得手で、幾度も零點を取り、旅先などから母親に宛てる手紙も書きにくかつたといふ一節がある。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
あれほど少年時代に、あらゆる學科のうちで綴り方と作文が何より不得手で、母親に宛てる手紙すら思ふやうには書けなかつたと言ふ君が、その意味を悟る時を迎へるのだと思はれる。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
彼は自分の部屋の畳へ額を押宛てるようにして、独りで神の前に跪いた。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
作例 · 標準
離れて暮らす両親に宛てて、日々の近況を報告する手紙をしたためた。
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担当部署の責任者宛てに、プロジェクトの進捗に関する詳細な資料をメールで送付した。
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市民グループが、環境保護を求める要望書を市長宛てに提出するために市役所を訪れた。
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十年後の自分に宛てた手紙を、タイムカプセルに入れて校庭の隅に埋めた。
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