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懸隔

けんかく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
difference
文例 · 用例
このように、最も問題になる憂いの少ない論文でさえも、見る人の眼のつけ処でその価値にかなりの懸隔を生じるのである。
寺田寅彦 学位について 青空文庫
普通公算論の適用さるる簡単なる場合においても、場合の数が小なる時は自然の表現は理論の指示する所と大なる懸隔を示す事あり。
寺田寅彦 自然現象の予報 青空文庫
生徒の老成後の倫理道徳観が中学校で教わった所と如何ほど懸隔しても仕方がない。
寺田寅彦 方則について 青空文庫
然し、映画化を意図して書かれた作家の作品を読んで、それに盛られた内容と、映画作家の持つそれと、はたしてどれだけの懸隔があるかを疑わざるを得ない場合が多いのだ。
山中貞雄 気まま者の日記 青空文庫
動かぬもののたとえに引かれるわれわれの足もとの大地が時として大いに震え動く、そういう体験を持ち伝えて来た国民と、そうでない国民とが自然というものに対する観念においてかなりに大きな懸隔を示しても不思議はないわけであろう。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
新橋の渠は御濠に通ずるを以て土橋以西に至るべからざるにはあらねど、地勢高低懸隔するを以て土橋以西には船を通ぜず。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
ふたりの懸隔はそれだけでなかつた。
太宰治 道化の華 青空文庫
しかし以上の考察はこれら因子中の最も重要なるものに関したもので、これからの結論がだいたいにおいて事実とあまりに懸隔したものではないという事も許容されるだろうと信じる。
寺田寅彦 電車の混雑について 青空文庫
作例 · 標準
富裕層と貧困層の間には、経済的な懸隔が広がっている。
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彼の理想と現実との間には、大きな懸隔があった。
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世代間の価値観の懸隔は、社会問題の一つとなっている。
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