雲泥の差
うんでいのさ
表現名詞頻度ランク #31493 · 青空 0 例
標準
wide difference
文例 · 用例
妻君の話の役に立つた細つそりした女優とは、それは妻君の顔と、即ち雲泥の差を有つてゐたのである。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
亀井さんの御主人は、本当にまめで、うちの主人とは雲泥の差だ。
— 太宰治 『十二月八日』 青空文庫
これらの選び方によって効果には雲泥の差が生じるのである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
この柔道か剣道の選手のような署長の取調べは、実にあっさりしていて、あの深夜の老巡査のひそかな、執拗きわまる好色の「取調べ」とは、雲泥の差がありました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
世間の愚かな男同志のいつまでも、くどくどと言ひ争つてはては殴るの切るのとあさましく騒ぎたてる有様と較べて、まるでそれこそ雲泥の差がございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
他目とは雲泥の差ある愉快なる晩餐が始まる。
— 伊藤左千夫 『水籠』 青空文庫
あんな立派な部屋ならば、東京のアパートなどに住んでゐることに比べれば雲泥の差で、竜宮のやうだと満悦したので、是非とも銑太郎をとらへて当分の借用を申出ようと思つてゐるのに、彼はあの翌朝早々と丹沢山中の某所に石斧の採集に赴いたといふ下婢の伝へで杳としてその行方がわからなかつた。
— 牧野信一 『冬物語』 青空文庫
もっとも質においては雲泥の差があったことは言うまでもないが。
— 平林初之輔 『黒岩涙香のこと』 青空文庫
作例 · 標準
例句