抄本
しょうほん
名詞
標準
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文例 · 用例
志望者は六月十五日までに、自筆の履歴書、戸籍抄本、写真は手札型近影一葉(上半身正面向)ならびに戸主または保護者の許可証、相添えて事務所まで御送附の事。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
巾着の中には戸籍抄本と子供の臍の緒が入っていました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
それはとにかく私はいよいよ立候補と肚をきめると、色々な手続きをする上に必要があったので、郷里の役場へあてて戸籍抄本を取り寄せることにした。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
船井三郎という人間はつい三日前に死亡届が出ており、船井家には今生きている者は一人もないので戸籍は無くなってしまっているから抄本はつくれぬという通知であった。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
「僕はこの村の船井三郎君の友人ですが、船井君の戸籍抄本を四通ばかりこさえていただくように頼まれてきたんです」と私はうそを言った。
— 平林初之輔 『私はかうして死んだ!』 青空文庫
〕 戦争末期に戸籍抄本のことで、この山腹の頼山陽文徳殿に疎開した市の戸籍課を訪ねたことがある。
— 原民喜 『広島の牧歌』 青空文庫
即ち経籍の古版本、古抄本を捜り討めて、そのテクストを閲し、比較考勘する学派、クリチックをする学派である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
古刊本、古抄本を講窮することは抽斎終生の事業であるから、ここに算せない。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
作例 · 標準
この古文書は原本を元にした抄本であり、細部が原文と異なる場合がある。
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図書館で借りた本は、学術論文の引用のために、重要な部分を抜粋した抄本だった。
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彼女は、有名な詩の一節を書き写した抄本を大切に保管していた。
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