地声
じごえ
名詞
標準
one's natural voice
文例 · 用例
今となれゃ泥棒が泥棒の出入口を作えたようなものだ」とお徳が思わず地声の高い調子で言ったので老母は急に「静に、静に、そんな大きな声をして聴れたらどうします。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
「お父さん、それだけはどうか勘忍してください」 父は地声になって口をとがらした。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
「こら、何です、この子は」 お咲は、思わず地声で叫んだ。
— 岡本かの子 『娘』 青空文庫
が、口覚えに練習した、腹案の口上が中途で切れて、思わず地声を出したらしい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 赤鬼は、直ちに半助の地声であった。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
」 と差配になったのが地声で甲走った。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
大広間一面のざわめきが精力を出し切って、乾き掠れた響を帯び、老芸人の地声のように一定の調子を保って、もう高くも低くもならなくなった。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
万籟天地声なき時、門の戸を幽に叩きて、「通ちゃん、通ちゃん。
— 泉鏡花 『琵琶伝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は電話に出る時だけ声が高くなるが、リラックスしている時の地声はかなり低い。
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マイクを使わなくても、彼女のハリのある地声は体育館の隅々までよく通った。
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「あ、今のフレーズ、裏声に逃げないで地声で出し切ったのがすごく良かったよ」
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標準
chest voice
作例 · 標準
合唱の練習中、高い音域を無理に地声で張り上げて出さないようにと注意を受けた。
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ロックな曲調に合わせて、サビの盛り上がりをあえて力強い地声で歌い上げる。
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ミックスボイスのトレーニングを積めば、地声と裏声の境界を自然に繋げられる。
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