引きつり
ひきつり
名詞
標準
scar
文例 · 用例
と、彼も頬がピク/\慄え引きつりだした。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
ひとまず中止としてカンバスを室のすみへ立てかけて遠方からながめて見ると顔じゅう妙に引きつりゆがんで、始めに感じのよかった目も恐ろしく険相な意地悪そうな光を放ってにらんでいるので、どうもそのままにしてあすまで置くのは堪えられないような気がした。
— 寺田寅彦 『自画像』 青空文庫
上杉謙信は、足に少し引きつりのある五尺そこ/\の小躯だつたが、その猛気は、敵味方に怖れられてゐた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
不随になったその体がはげしく引きつり、そして眼には或る恐怖の色をうかべながら、「大違いですよ、ムッシュウ。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『十時五十分の急行』 青空文庫
額から頬へかけて、顔の左半面、皮膚が引きつり、その中央に、打撲の跡があり、耳がちぢれ、耳の後ろに太い禿げがありました。
— ――近代説話―― 『土地に還る』 青空文庫
私は彼女の眼を避けて、黒髪の中のその耳を求めたが、こちらに斜めに向いてる耳は、下の方が引きつり、その引きつりが、頸筋の大きな褐色の痣へ続いている。
— 豊島与志雄 『紫の壜』 青空文庫
私はそれに反駁するだけの知識を持っていなかったので無表情のまま眼を引きつり上げて彼女の顔をみた。
— 久坂葉子 『灰色の記憶』 青空文庫
今度の驚愕は前の如きものではなく、その大きな眼を一杯に見開き、唇は痙攣して引きつり、低い呻吟くような声が咽喉から押し出されました。
— 大倉※子 『鉄の処女』 青空文庫
作例 · 標準
手術の痕が引きつりになって、少し痛む。
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火傷の治った部分に、皮膚の引きつりが残ってしまった。
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この服は少しきつくて、背中が引きつりそうだ。
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標準
spasm
作例 · 標準
疲れが溜まると、目の周りに引きつりを感じることがある。
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ストレスで顔の筋肉に引きつりが起こり、表情がこわばった。
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足に突然の引きつりが走り、歩けなくなった。
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