物入れ
ものいれ
名詞
標準
place for storing things
文例 · 用例
「あれを今、学校をやめさして、働きに出しても、そんなに銭はとれず、そうすりゃ、あれの代になっても、また一生頭が上がらずに、貧乏たれで暮さにゃならんせに、今、ちいと物入れて学校へでもやっといてやったら、また何ぞになろうと思うていない。
— 黒島傳治 『電報』 青空文庫
背広服のポケットのように、大切な下っ腹を物入れに使われたのは、蛙にとって全くみじめでした。
— 薄田泣菫 『初蛙』 青空文庫
置時計、寒暖計、硯、筆、唾壺、汚物入れの丼鉢、呼鈴、まごの手、ハンケチ、その中に目立ちたる毛繻子のはでなる毛蒲団一枚、これは軍艦に居る友達から贈られたのである。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
机の横に置いた小物入れから作りかけにした衣装人形を取り出し、縁側に行って椅子にかける)真紀。
— 森本薫 『みごとな女』 青空文庫
しかし今日という今日は、犬や兎の屍体はすっかり取り出されて、汚物入れのなかに移されてしまった。
— 海野十三 『ヒルミ夫人の冷蔵鞄』 青空文庫
刑事たちがうなずくと、永田は物入れからペルシャ模様の臙脂色のネッカチーフをだしてきて、それをあさひの前に投げだした。
— 久生十蘭 『虹の橋』 青空文庫
」「君の靴とボストン・バッグは、車のうしろの|物入れにはいっている」「ちょっと伺うけど、きょうにかぎって、どうして、そんなにまで、あたしを追いかえしたいの?
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
訳があるなら、言ってみて」 愛一郎は車のうしろへ行くと、物入れの蓋をあけて、靴を持って戻ってきた。
— 久生十蘭 『あなたも私も』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の横にある小さな物入れには、掃除道具や傘が仕舞ってある。
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「その箱は物入れとして使っていいから、散らばっているおもちゃを片付けなさい」
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彼は自室のクローゼットに、自分だけの秘密の物入れを作った。
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