往診
おうしん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #35730 · 青空 223 例
標準
doctor's visit
文例 · 用例
父が往診から帰つたらしかつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
父は往診して他人といふ無責任な人達にもてなされて帰つて来ると苦労性な皆が不快だつた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
その往診料は一回五円だった。
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
* * * 隣りの間で往診の支度をしていた母が、「ぬいさん」 と言葉をかけた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
例のお医者も、この辺を往診のついでに、時々様子を見に来たりして、「あの人は金取りではないね」と、銀子を気に入っていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
X光線によって照し出された鯛の骨の在所を、正面と、横からと、二枚の図に写してもらった松浦先生は、又も遠藤博士の処に引返して来たが、博士はたった今急患を往診に出かけたというので、今度は町外れに在る大学の耳鼻科に駈け込んだ。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
そして女房は、去年木之助が感冒を患ったとき、町から三度自動車で往診に来たお医者に、鶏ならこれから卵を産もうという一番|値のする牝鶏を十羽買えるだけのお銭を払わねばならなかったことをいった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
蓋し醫は仁術なりの古風を學び謝禮金のみに止めて藥料の如きは貪らざるの主意なり、附近に穢多村あり、多くの醫師之に往診するを恥づ、誠之助一人平然として赴きたりと云ふ、畸人なるべし。
— 石川啄木 『日本無政府主義者陰謀事件經過及び附帶現象』 青空文庫
作例 · 標準
例句