作意
さくい
名詞
標準
idea
文例 · 用例
何故なら技巧とは一々の場合に当つて作者自身の関心内にあることで、殊に芸術の場合には名辞以前の世界での作業であり、技巧論即ち論となるや名辞以後の世界に属する所から、技巧論といふものはせいぜい制作意向の抽象表情を捉へてそれの属性を述べること以上には本来出ることが出来ない。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
このやうに、所謂「傑作意識」にこりかたまつた人の行ふ藝事は、とかくまづく出來上るものである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
人に読ませるための創作意識の最も稀薄な俳句において比較的自然な心持が反映しているのであろう。
— 寺田寅彦 『夏目先生の俳句と漢詩』 青空文庫
然し天然を主にして、作意を害するやうな事は面白くありません。
— 泉鏡花 『小説に用ふる天然』 青空文庫
『絵のない絵本』は、一八三九年から四〇年ごろを中心にアンデルセンの創作意欲の最も盛んなときに書かれたものである。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
このやうに、所謂「傑作意識」にこりかたまつた人の行ふ芸事は、とかくまづく出来上るものである。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
傑作意識を捨てなければならぬ。
— 太宰治 『芸術ぎらい』 青空文庫
傑作意識というものは、かならず昔のお手本の幻影に迷わされているものである。
— 太宰治 『芸術ぎらい』 青空文庫
作例 · 標準
その絵には、画家の深い作意が感じられる。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
彼の発言には何らかの作意があるのだろうか。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
この小説の結末には、作者の並々ならぬ作意が隠されている。
Illusions AI · gemini-2.5-flash
ウィキペディア
作意(さい)とは、パーリ語およびサンスクリット語のManasikāra(マナシカーラ)に由来する仏教用語であり、注意、思惟を意味する仏教用語。心が物体に固執するプロセスとして定義される上座部仏教アビダルマにおける、七心所のひとつ。 大乗仏教アビダルマにおける、五心所のひとつ。 名色における、名(nāma,ナーマ)のひとつ。
出典: 作意 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0