頭垢
ふけ異読 フケ
名詞頻度ランク #31717 · 青空 0 例
標準
dandruff
文例 · 用例
蓬頭垢面、襤褸を身に包み、妻子なく、家産なく、たゞ一ヶの大桶をコロガシ歩いて、飄遊風の如く、其処の花蔭、此処の樹下と、一夜一夜の宿りも定まらず。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
こぼれ落ちるものは頭垢と涙。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
こぼれ落ちるものは頭垢と涙、湧きいづるものは、泉、乳、虱、接吻のあとの噎、紅き薔薇の虫、白蟻。
— 北原白秋 『第二真珠抄』 青空文庫
蓬頭垢面、窮鬼のごとき壮佼あり、「先生!
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
美妙が私と同齢の青年であるとは前から聞いていたが、私の蓬頭垢面に反対えてノッペリした優男だったから少くも私よりは二、三歳|弱齢のように見えた。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
同時にムウッとする程の頭垢の大群が、天窓の光線に輝やきながら頭の周囲に渦巻いた。
— 夢野久作 『山羊髯編輯長』 青空文庫
○ 蓬頭垢面身に襤褸をまとい薦を被り椀を手にして犬と共に人家の勝手口を徘徊して残飯を乞うもの近来漸くその跡を絶てり。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
胡麻塩頭の中へ指を突っ込んで、むやみに頭垢を掻き落す癖があるので、差し向の間に火鉢でも置くと、時々火の中から妙な臭を立てさせて、ひどく相手を弱らせる事があった。
— 夏目漱石 『行人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、しつこい頭垢を取り除くために特別なシャンプーを使用した。
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