炊事場
すいじば
名詞
標準
kitchen
文例 · 用例
建物の背後の、ブランコのある所を見たいと思つて建物の横を廻りかけたが、何しろ休暇中だし、朝の五時半であつたし、小使の女房か女学部の舎監であつたか知らないが、炊事場の小窓から一寸顔をのぞけて、ケゲンさうにこちらを見たから、諦めてコソコソと引返した。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
宿の二階から毎日見下ろして御なじみの蚕種検査の先生達は舳の方の炊事場の横へ陣どって大将らしき鬚の白いのが法帖様のものを広げて一行と話している。
— 寺田寅彦 『高知がえり』 青空文庫
松木は、防寒靴をはき、ズボンのポケットに両手を突きこんで、炊事場の入口に立っていた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
炊事場は、古い腐った漬物の臭いがした。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
三人は、炊事場の入口からそれを見送っていた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
子供達は、皆な、一時に立止まって、谷間の炊事場を見下した。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
晩に、炊事場の仕事がすむと、上官に気づかれないように、一人ずつ、別々に、息を切らしながら、雪の丘を攀じ登った。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
炊事場へザンパンを貰いに来る者たちが踏み固めた道は、新しい雪に蔽われて、あと方も分らなくなった。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
作例 · 標準
その邸宅では、経験豊富な炊事婦が雇われていた。
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昔ながらの旅館には、温かい家庭料理を作る炊事婦がいたものだ。
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彼女は、料理学校で学んだ技術を活かし、炊事婦として活躍している。
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