お抱え
おかかえ
名詞-の形容詞
標準
personal (employee)
文例 · 用例
実は、私と云うものは……若奥様には内証だが、その高崎の旦那に、頼まれまして、技師の方が可い、とさえと一言云えば、すぐに合鍵を拵えるように、道中お抱えだったので。
— 泉鏡花 『唄立山心中一曲』 青空文庫
しかし、間もなく朦朧俥夫の取締規則が出来て、溝の側の溜場にも屡※お手入れがあってみると、さすがに丹造も居たたまれず、暫らくまごまごした末、大阪日報のお抱え俥夫となった。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
例えば、お抱え車夫からいきなり新聞を経営するなど、既にただの人間ではない――と思っていたところ、果して施灸巡業を思いついたり、どこかへ姿をくらましてしまったと思っていると、いつの間にか、九尺二間の店ながら、製薬の本舗に収まっている。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
勇士どもはしかたなしに、皇子一人をお抱え申して、しおしおと帰ってまいりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
しかし下の二人はたいそうみにくい子でしたので、天皇は兄媛とそのつぎの弟媛とだけをお抱えになって、あとの二人はそのまま家へかえしておしまいになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
それを阿知直という者が、すばやくお抱え申しあげ、むりやりにうまにお乗せ申して、大和へ向かって逃げ出して行きました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
そして大あわてにあわてて、さっそくみんなを残らず追い出したうえ、意外なところでお見出し申した、意富祁、袁祁のお二人を左右のおひざにお抱え申しながら、お二人の今日までのご辛苦をお察し申しあげて、ほろほろと涙を流して泣きました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
現梅津正利師範は故梅津正保師範と共にこの家系の末に当っているのであるが、同時にその分家である今一軒の梅津氏は観世流の藤林家と相並んで藩公黒田家のお抱えとなり、邸宅と舞台を薬院|中庄に賜わり士分に列せられていた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
作例 · 標準
その会社はお抱え弁護士を何人も雇っている。
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社長のお抱えドライバーが毎朝迎えに来る。
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お抱えシェフが毎日食事を作っている。
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