羅針儀
らしんぎ
名詞
標準
compass
文例 · 用例
十二月××日 午前中、稜鏡羅針儀を借りて来て仕事にかかる。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
夜光の羅針儀の蓋をとってみると、その光物は正に西南西の線上にあった。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
たよりになるのは、夜光の羅針儀と高度計と距離計とだけである。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
法水は文字盤の細刻を覗き込んで、「なるほど、これはヴィクトリア朝に流行った羅針儀式(文字盤の周囲は英蘭土(イングランド)近衛竜騎兵聯隊の四王標である。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
すると、扉の裏側には、背面が露出している羅針儀式の機械装置が現われたが、それに法水は、表面では文字盤の周囲に当る、飾り突起に糸を捲き付け、その一端を固定させた。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
「ところで、この羅針儀式の特性が、貴女の詭計に最も重大な要素をなしているのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
小さな貨幣が二三箇に、指貫が一つに、糸と大きな縫針、端を噛み切ってある捩巻煙草が一本と、曲った柄の附いた|大形ナイフと、懐中羅針儀と、それから引火奴箱、これだけが入っているだけだったので、私は絶望し始めた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
ここかしこに、違った種数の松の樹が附近の樹々よりも正味四五十フィートも高く聳えているので、その中のどれがフリント船長のさした「高い木」であるかということは、その場所へ行って、羅針儀の示度で定めるより他はないのであった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
作例 · 標準
古い帆船の操舵室には、真鍮製の立派な羅針儀が据え付けられていた。
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大航海時代の冒険者たちは、精巧な羅針儀を頼りに未知の海域へと漕ぎ出した。
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羅針儀の目盛りを見つめながら、船長は進路を慎重に微調整した。
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