身の毛
みのけ
表現名詞
標準
body hair
文例 · 用例
身の毛もよだつ無間奈落だ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
風が寒くて、皮下まで冷たいものを注射されるようだ、そのたびに身の毛が慄つ、再び小舎に戻る。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
どんな身の毛のよだつような男にしろ、嫉妬をあれほど妬かれるとあとに心が残るものさ」 若い芸妓たちは「姐さんの時代ののんきな話を聴いていると、私たちきょう日の働き方が熟々がつがつにおもえて、いやんなっちゃう」と云った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
やや行き過ぎて若者の一人、いつもながら源叔父の今宵の様はいかに、若き女あの顔を見なばそのまま気絶やせんと囁けば相手は、明朝あの松が枝に翁の足のさがれるを見出さんもしれずという、二人は身の毛のよだつを覚えて振向けば翁が門にはもはや燈火見えざりき。
— 国木田独歩 『源おじ』 青空文庫
これを見たものみな身の毛もよだち大地も感じて三べんふるえたと云うのだ。
— 宮沢賢治 『学者アラムハラドの見た着物』 青空文庫
身の毛よだちて、思わず※呀と叫びぬ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
曰く、「京管領細川右京太夫政元は四十歳の比まで女人禁制にて、魔法飯綱の法愛宕の法を行ひ、さながら出家の如く、山伏の如し、或時は経を読み、陀羅尼をへんしければ、見る人身の毛もよだちける。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
いっしょに見て歩いた学生ふうの男がこの案内者に「お前さんのように毎日朝から晩まで身の毛のよだつような話を繰り返していてそれでなんともありませんか」と意地の悪いことをきくと女はただ苦笑していました。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
作例 · 標準
恐怖で身の毛が逆立つような体験だった。
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寒さで身の毛がぞっとした。
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彼は興奮すると、腕の身の毛が総毛立つ。
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