腰掛け
こしかけ
名詞頻度ランク #17811 · 青空 315 例
標準
seat
文例 · 用例
僕の直ぐ隣にはばかに肥つた男がゐて、僕は追ひ詰められたやうになつて腰掛けてゐる。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
その赤坊の真ん前に腰掛けてゐるのは女の先生で、尤も先生だといふことは翌朝になつて分つたので、一寸見た所では薬専か歯科医専の生徒だらうと思はれた。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
私は前夜の飲過ごしでぐつたりして、少し卓子の割合には高過ぎる椅子に腰掛けて、煙草を喫つたり本を読みかけてみたり、と、急に思ひ出して此の日頃方々で受取つた名刺の整理をしたり、――要するに何の野心もなく、その日第一回の食事を済ましたばかりのところであつた。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
その一つに繻絆一枚で腰掛けて老人の読んでゐた新聞に、三十何年とか撒水車を挽いてゐるといふ男の笑つて汗を拭いてゐる写真が通りがかりに見えた。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
そのとどまる所を知らず――といふところです、をつホホホホ……」そして彼が上り口に腰掛けようとするのを見ると、「ま、まあ、お上んなさい」と云つた。
— 中原中也 『古本屋』 青空文庫
S子は運転台の近くに、彼は車掌台の近くに、離れて腰掛けてゐた。
— 中原中也 『分らないもの』 青空文庫
すると途中からもう一人同じ帽章をつけたのが乘り込んで、いきなり入口に近く腰掛けて居た一人の肩をたゝき「オイ、どうした」と聲をかけた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
丸子の宿の名物とろろ汁の店といってももうそれを食べる人は少ないので、店はただの腰掛け飯屋になっているらしく耕地測量の一行らしい器械を携えた三四名と、表に馬を繋いだ馬子とが、消し残しの朝の電燈の下で高笑いを混えながら食事をしている。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
作例 · 標準
公園のベンチに腰掛け、読書を楽しんだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は疲れて、その場にあった石に腰掛けた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この腰掛けは、座り心地が良い。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
標準
temporary job while looking for a better job or until one marries
作例 · 標準
今の仕事は、あくまで腰掛けのつもりだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は腰掛けで入社したが、今では重要なポストに就いている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
「これは腰掛けだから」と言って、彼は真剣に取り組まなかった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash