鉛
なまり
名詞頻度ランク #13452 · 青空 969 例
標準
lead (Pb)
文例 · 用例
うすやみ萩原朔太郎うすやみに光れる皿あり皿の底に蟲かくれ居て啜り鳴く晝はさびしく居間にひそみて鉛筆の心をけづるに疲れ夜は酒場の椅子にもたれて想ひにひたせる我が身の上こそ悲しけれ
— 萩原朔太郎 『うすやみ』 青空文庫
〔月光の鉛のなかに〕宮沢賢治月光の鉛のなかにみどりなる犀は落ち臥し松の影これを覆へり
— 宮沢賢治 『〔月光の鉛のなかに〕』 青空文庫
それはその後何時どうしたものか失くなつたが、忠魂塔の周囲の棚が鉛で出来てゐて、それを私や私の弟は、えらく骨折つて抜取つたりしたこともあつたものだ。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
それの周囲の棚だつた鉛の棒を共に抜取つた弟さへ、今は既に亡き数に入つたのである。
— ――世の母びと達に捧ぐ―― 『一つの境涯』 青空文庫
お話したいことがあるのです」へんによそよそしい口調でそう言って鉛筆を取り直し、またスケッチにふけりはじめた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
社長が一寸した会社のことでの気附を述べ出すと、彼は皮表紙の手帖と買つたばかりの鋭鉛筆とを出して、一寸書きつけては社長の顔をみて、「はァ、はァ、」と云つた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
黒点誰でも太陽をジツと視た者は目の前を、自分の周囲を空気の中を鉛色の斑点が飛ぶのをみる。
— 中原中也 『ヂェラルド・ド・ネルヴァル』 青空文庫
今の時代の子供たちは、もはや昔の子供のやうに、フアンタスチツクで荒唐無稽のお伽話――森の妖精の話や、魔法使の話や、赤頭巾の話や、鉛の兵隊の話や、親指太郎の話や、ピノチヨの話や、惡魔が人間に化けた話や――などを悦ばないといふのである。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
作例 · 標準
「この古い水道管には鉛が使われている可能性があるため、早急に交換工事を行う必要があります」
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鉛のずっしりとした重みを手掌で感じながら、彼は沈黙したまま海を見つめていた。
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「はんだ付けをする際は、鉛を含まない鉛フリーはんだを使うのが最近の主流だよ」
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