焦土
しょうど
名詞頻度ランク #41402 · 青空 172 例
標準
scorched earth
文例 · 用例
御茶の水橋は中程の両側が少し崩れただけで残っていたが駿河台は全部焦土であった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
星の世界の住民が大砲弾に乗込んで地球に進入し、ロンドン附近で散々に暴れ廻り、今にも地球が焦土となるかと思っていると、どうしたことか急にぱったりと活動を停止する。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
それで市民自身で今から充分の覚悟をきめなければせっかく築き上げた銀座アルプスもいつかは再び焦土と鉄筋の骸骨の砂漠になるかもしれない。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
「西部戦線」の最後の幕で、塹壕のそばの焦土の上に羽を休めた一羽の蝶を捕えようとする可憐なパウルの右手の大写しが現われる。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
おそろしき大地震、大火の爲に、大都は半、阿鼻焦土となんぬ。
— 泉鏡太郎 『十六夜』 青空文庫
――江戸のなごりも、東京も、その大抵は焦土と成んぬ。
— 泉鏡太郎 『露宿』 青空文庫
焼けなかった京都が、その幸福に甘んじていい気になっておれば、やがて焦土の中から起ち上ろうとする大阪の若々しい復興の力に圧されてしまって、再び大阪の妾となる日が来るのだ――ということを知らなかった。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
東京全市三分の二を焦土と化した猛火の煙は、二つの大きな入道雲となって天の一方にもくもくと立ち昇っていた。
— 田中貢太郎 『死体の匂い』 青空文庫
作例 · 標準
激しい空襲を受けた後の街は、一面が焦土と化し、かつての面影はどこにもなかった。
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戦争は豊かな大地を焦土に変え、多くの人々の生活の基盤を奪い去った。
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焦土の中から立ち上がった人々は、手を取り合って街の再興に全力を注いだ。
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