和戦
わせん
名詞
標準
war and peace
文例 · 用例
欧州の情勢は一触即発といはれ、和戦の間紙一枚といはれるが、ほんたうに戦争が勃発するかどうか、神さまだけが知つてござる!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
その和戦|如何はなか/\容易ならぬ大切な事であるから、ドウぞ知らして貰いたいと云うと、加藤は眼を丸くして、「ソンな気楽な事を云て居る時勢ではないぞ、馬鹿々々しい。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
結局政府に限りて人民の私に行うべからざる政は、裁判の政なり、兵馬の政なり、和戦の政なり、租税(狭き字義にしたがいて)の政なり、この他わずかに数カ条にすぎず。
— 福沢諭吉 『学者安心論』 青空文庫
全く太平になった訳では無論なく、唯ちょっと猶予することになって、いよいよ和戦いずれにか決せねばならぬという国家の一大事になっていたのであるが、太平に馴れた江戸の士民は、全く太平になったと思い込んでいた。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
隅田のご前は笑ったが、「和戦両様に備えたのさ。
— 国枝史郎 『神秘昆虫館』 青空文庫
……嘉門殿と右内殿とは、他の人々と共に島に残られ、いまだにこの島にいる紀州藩士たちに対し、和戦両様の備えを立て、味方にあやまちないように、監督していただきたいもので」「和戦両様の備え立てとは、いかようなものでござりましょうかな?
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
師匠の信長は刃向ふ者は必ず子々孫々根絶せしめる政策の人であつたが、その後継者秀吉は和戦政策に限つて全くその為すところ逆である。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
昭和戦前、ジヤズ化された阿呆陀羅経は「笑の王国」が採上げて、渡辺篤三益愛子の両君が歌つた。
— 正岡容 『寄席風流』 青空文庫
標準
(making) peace