提げる
さげる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to take along
文例 · 用例
そのうちに雷がすぐ頭の上で鳴りだして、それが山に響いて山が破裂するかと思うような凄い音がして来たので、二人は物をも言わず糸を巻いて、籠を提げるが早いかドンドン逃げだしました。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
半纏を脱いだあとで、頬かぶりを取つて、ぶらりと提げると、すぐに湯氣とともに白い肩、圓い腰の間を分けて、一個、忽ち、ぶくりと浮いた茶色の頭と成つて、そしてばちや/\と湯を溌ねた。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
四斗八升の米俵、両手で二俵提げるだよ。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
」 と青月代が、白粉の白けた顔を前へ、トぶらりと提げる。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
続き、上下におよそ三四十枚、極彩色の絵看板、雲には銀砂子、襖に黄金箔、引手に朱の総を提げるまで手を籠めた……芝居がかりの五十三次。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
四度目にビールの栓抜きとコップを、ちょうど士が座敷に入るとき片手で提げるような形式張った肘の張り方で持出すと、洋服の腰に巻いていた妙な覆い布を剥ぎ去って台所へ抛り込んだ。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
いゝわね、十歳も年上の女のあとを追って、山又山の奥へ、手鍋を提げる助手に行くなんて、とんだ色気のある園芸手だわ」 案の定、葛岡は「なに、安宅先生へいろ気」と振返り、わたくしのわざとする勘違いを真正面に取って受け、その無理解の口惜しさに殆ど力も脱かれたらしく、逡巡して、はー、と息を吐きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
道春筆を執って、何月何日何貫目、何屋誰へ、縮緬五巻、晒し五反、代|幾何、何某誰殿へ、使い誰と、一字一点毛頭まで、うの毛ほども違いなく、両手に提げる大帳を半日ばかりに書きしまい、これでも銀にならぬかと、空嘯いておわしければ、家城大いに肝を潰し、絶入するほど我を折りけり。
— 南方熊楠 『失うた帳面を記憶力で書き復した人』 青空文庫
作例 · 標準
買い物に出かけるときは、エコバッグを必ず「提げて」いく。
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彼女は、いつもお気に入りの人形を「提げて」、どこへ行くにも一緒だった。
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子供たちは、おやつが入った袋を「提げて」、公園へ駆け出した。
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標準
to hang (e.g. from the shoulder or waist)
作例 · 標準
彼は、肩からカメラバッグを「提げて」、街を散策していた。
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彼女は、小さなポーチをベルトから「提げて」、身軽に動いていた。
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祭りの日、子供たちは手作りの飾りを腰から「提げて」、誇らしげに歩いていた。
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