微睡み
まどろみ
名詞
標準
doze
文例 · 用例
稚児はすでに熟睡して、イワンも微睡みはじめたり。
— VECHERA NA HUTORE BLIZ DIKANIKI 『ディカーニカ近郷夜話 後篇』 青空文庫
真夜中になってからやっとそれが衰え出すように見えたので、私は思わずほっとしながら少し微睡みかけたが、突然、隣室で病人がそれまで無理に抑えつけていたような神経的な咳を二つ三つ強くしたので、ふいと目を覚ました。
— 堀辰雄 『風立ちぬ』 青空文庫
彼は全身|微睡みながら、覚めかかった心をじっと、その或物へ集中した。
— 豊島与志雄 『田原氏の犯罪』 青空文庫
終回三十九、銀座の死刑台の事 並に政府震撼するの事 四時喧鬧の絶えることない繁劇なる大都会も、しばし微睡みかける時がある。
— 久生十蘭 『魔都』 青空文庫
エホバは汝の足の動かさるるを容し給わず、汝を護る者は微睡み給うことなし。
— マルコ伝による 『イエス伝』 青空文庫
エホバはなんじの足のうごかさるるを容したまはず、汝を護るものは、微睡みたまふことなし、視よ、イスラエルを守りたまふものは、微睡むこともなくねぶることもなからん。
— 太宰治との愛と死のノート 『雨の玉川心中』 青空文庫
そのうとうとした、まどろみ心地の夢の中で、だれも皆人々は、母の懐中に抱かれて居た、幼なき時の記憶を思ひ、なつかしい子守唄を思ふのだつた。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
即ちあの蕭条たる自然の中で、たよりなき生の孤独にふるへながら、赤々と燃える焚火の前に、幼時の追懐をまどろみながら、母の懐中を恋するところの情緒である。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
作例 · 標準
昼食後、暖かい日差しの中で微睡みに誘われた。
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読書中に、いつの間にか微睡みに入っていた。
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彼の微睡みは、ほんの数分で終わった。
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