分角
ふんかく
名詞
標準
arc minute
文例 · 用例
三|分角ぐらいの薄桃色の紙片の端なんで……永いこと赤い肉の間に挟まってフヤケちゃっているんですから色合いなんかアテになりませんし、紙の質だって支那出来のレターペーパだか何だか、わかったもんじゃ御座んせんが、それでもその紙が、その黒い髪の毛と一つ所に這入っていたことだけは間違いねえんで……。
— 夢の久作(夢野久作) 『人間腸詰』 青空文庫
色の黒い、背の高い、骨格の逞しい肥った男で、眉の間と鼻の頭に五分角ぐらいの万創膏を二つ貼っていたので、店員は最初何がなしに柔道の先生と思っていた。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
何でもない事のようじゃが今の眉の間と、鼻の頭に貼った五分角ぐらいの万創膏が、アトで研究してみると実に手軽い、しかも恐ろしい効果のある変相術じゃったよ。
— 夢野久作 『二重心臓』 青空文庫
茶碗と箸と、それから一寸五分角程に切った冷豆腐に醤油をぶっかけた大皿と、輪ぎりにした朝漬の胡瓜の皿が運ばれた。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
大きいものは長さ寸余、三分角位はある、が、大抵は小さいもの許りだ。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
作例 · 標準
この天体望遠鏡の分解能は、およそ数分角の精度を誇る。
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その星は、月面からわずか数分角しか離れていない位置に見えた。
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天体の位置を正確に測定し、度と分角を用いて記録用紙に書き留めた。
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