土質
どしつ
名詞
標準
soil
文例 · 用例
たっぷりと水量があって、それで粘土質のほとんど壁を塗ったような深い溝を流れるので、水と水とがもつれてからまって、揉みあって、みずから音を発するのである。
— 国木田独歩 『武蔵野』 青空文庫
彼は首をすくめ、懐ろ手をしながら、落葉や朽葉とともにぬかるみになった粘土質の県道を、難渋し抜いて孵化場の方へと川沿いを溯っていった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
出つ入りつする山と山の間の、土質の悪い畑地の中を緩やかに逶つて東に向つてゐた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
然し染退川が年々五十町歩も百町歩も、渠等の集積土質の良田を缺壤して行く爲め、その度毎に村人の戸數が減じて行くのは殘念なことだ。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
かくのごとく微細生物も、手水鉢や神池の石質土質に従っていろいろと珍品奇種多きも、合祀のために一たび失われてまた見る能わざる例多し。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
彼は開墾地の土質と作物とを非常な注意で見た。
— 長塚節 『土』 青空文庫
粘土質の土地を手放す者さえあれば、何時まで続くかわからない事業だった。
— 佐左木俊郎 『黒い地帯』 青空文庫
地図と時計とを見較ベ/\急ぐのであつたが、すべりやすい粘土質の坂路の雨あがりではなか/\思ふ様に歩けなかつた。
— 若山牧水 『木枯紀行』 青空文庫
作例 · 標準
この地域の土質は、作物の栽培に適している。
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建築工事の前に、必ず土質調査を行う。
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土質改良剤を使って、畑の土質を改善した。
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