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油井

ゆせい
名詞
1
標準
oil well
文例 · 用例
静かな光のじっと沈んだ絵のような電燈の下で、油井伯爵の遺稿を整理していた山田|三造は、机の上に積み重ねた新聞雑誌の切抜や、原稿紙などに書いたものを、あれ、これ、と眼をとおして、それに朱筆を入れていた。
田中貢太郎 雨夜草紙 青空文庫
油井伯爵を首領に戴いた野党の中の智嚢と云われた木内種盛は、微髭の生えた口元まで、三十年|前とすこしも変らない精悍な容貌を持っていた。
田中貢太郎 雨夜草紙 青空文庫
また、その野党の総理であった油井伯爵は、関西方面へ旅行中、旅先でそれを聞いて驚いて帰京したが、これまたその死因を疑って、死体を解剖に附すると云って口惜しがったけれども、結局そのままになってしまった。
田中貢太郎 雨夜草紙 青空文庫
「やあ、暫く、君は、油井伯の歿くなった時に聞くと、歿くなったと云うことだが、無事だったね、お変りもないかね」 昔のままの薄あばたのある伊沢の赧黒い顔を見て山田は微笑した。
田中貢太郎 雨夜続志 青空文庫
あっちの部屋の襖をしめて、母親と油井が火鉢を挾んでいた。
宮本百合子 未開な風景 青空文庫
油井は、黒い髪を分け、和服の下に真白いソフトカラアのついた襯衣を着た男だ。
宮本百合子 未開な風景 青空文庫
油井が最後の訣れにその女と小田原へ行ったというところへ来たとき、お清は、「ああ、みのちゃん、お前ちょっとこれ沸しといで」と瀬戸引の薬罐をぎゅっとみのえの手に持たせた。
宮本百合子 未開な風景 青空文庫
「お願いだから、あっちへ聞えるように話してよ、ね、油井さん」 みのえは、その続きを聴かずにはいられない。
宮本百合子 未開な風景 青空文庫
作例 · 標準
砂漠の真ん中に、巨大な油井がいくつも建ち並んでいる。
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新しい油井の掘削が成功し、産油量が増加した。
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この地域はかつて油井が豊富にあり、経済を支えていた。
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