紬
つむぎ
名詞頻度ランク #40990 · 青空 208 例
標準
tsumugi
文例 · 用例
煤色と紺の細かい弁慶縞で、羽織も長着も同じい米沢紬に、品のよい友禅縮緬の帯をしめていた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
黒無地の紬の重ねを着てハンチングを被り、ステッキを持って旅に出かけたのである。
— 太宰治 『断崖の錯覚』 青空文庫
「どうでしょうな」 五つ紋の古い紬の羽織を着たその男は、おせいの方をも一度じっと見て、その眼を父の方に移した。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
鉄無地の古い紬の袷に、同じ様な色の幅のせまい博多の丸帯を、盛り上った様な肉附の宜い腰の辺に恰好よく結んで居た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
つくねんとして、一人、影法師のように、びょろりとした黒紬の間伸びた被布を着て、白髪の毛入道に、ぐたりとした真綿の帽子。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
黄がかつた紬の羽織に、銘仙の茶じまを着たのと、石持の黒羽織に、まがひ琉球のかすりを着たのが、しよぼ/\雨の降る中を、夜汽車で立つた。
— 泉鏡太郎 『火の用心の事』 青空文庫
中には、袴らしい風呂敷包を大な懐中に入れて、茶紬を着た親仁も居たが――揃って車外の立合に会釈した、いずれも縁女を送って来た連中らしい。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
」 と一まず手を引いたのは、茶紬の親仁で。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
作例 · 標準
祖母から譲り受けた紬の着物は、素朴ながらも独特の風合いがあり、着るほどに肌に馴染む。
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彼女は紬の帯を締め、落ち着いた雰囲気で茶会の席に現れた。
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結城紬のような高級な織物は、職人の手によって長い時間をかけて作られる。
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ウィキペディア
紬(つむぎ)とは、紬糸で織られた絹織物。蚕の繭から紡いで、撚(よ)りをかけて丈夫な糸に仕上げて織ったもので、例外的に木綿を素材とするものを称することがある。紬の生地を縫製した和服を指す場合もある。
出典: 紬 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0