町役人
まちやくにん異読 ちょうやくにん
名詞
標準
Edo-period official of the chōnin social class
文例 · 用例
表向きにすれば、お叱りの上で町役人にでも預けられるのですが、それも可哀そうでもあり、面倒でもありますから、その場でわたくしが叱っただけで、まあ堪忍してやりましたよ。
— 帯取りの池 『半七捕物帳』 青空文庫
今度の触出しについて、梟娘は何うしてもいの一番に願ひ出なければならないのであつたが、その家が富裕であるので、親たちも遠慮して差控へてゐるのを、町役人どもが相談して先づ親たちにも得心させ、その次第を書きあげて差出すと、係りの役人も額を皺めた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
兎もかくも明日召連れてまゐれと云ふことになつたので、あくる日の朝、町役人どもが打揃つて梟娘の家へ迎ひにゆくと、親たちは気の毒さうに断つた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
殊に藩侯もその不思議な娘をひそかに御覧になるかも知れないといふやうな内意を洩れ聞いてゐるので、町役人どもは何うしても彼女を召連れて行かなければならないと思つたので、かれらは暗い部屋にかくれてゐる娘をたづねて、親たちに代つて色々に説得したが、彼女は矢はり得心しなかつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
これで娘もやうやく得心したので、親たちも町役人共もほつとした。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
町々の町役人は鉄棒でそれらの群衆を制してゐたが、見物人はあとからあとからと押寄せてくるので、迚もそれを追ひ払うことは出来なかつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
町役人どもは声をからして叱り制しながら、わづかに娘の左右だけを鉄棒で堰切つてゐたが、その鉄棒の堰もうづ巻いて寄せる人波に破られて、心ない見物人は娘の肩に触れ、袖に触れるほどに迫つて来て、しげ/\とその顔を覗くのもあつた。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
町役人から重ねて其次第をとゞけ出ると、藩侯も頗る奇怪に思はれて、早速に堀のなかを詮議しろとの命令を下された。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代の町役人は、町人の生活を管理する重要な役割を担っていた。
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町役場では、町役人が住民からの相談に応じていた。
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彼の祖先は、かつて町役人として仕えていたという。
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