九輪
くりん
名詞
標準
kurin
文例 · 用例
正平年間は非常に地震の多い年で、約百回も地震の記録があるが、そのうちで大きかったのは、五年五月の京都の地震で、祇園神社の石塔の九輪が墜ちて砕けた。
— 田中貢太郎 『日本天変地異記』 青空文庫
それにひきかへ九輪草、編笠早百合気がつよい。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
それにひきかへ九輪草、編笠早百合氣がつよい。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
塔の九輪の上には鳩がとまつてゐた。
— 横光利一 『草の中』 青空文庫
今朝も、わたしの家では、十八九輪もの眼のさめるようなやつが互の小さな生命を競い合うように咲いている。
— 島崎藤村 『秋草』 青空文庫
今朝も、わたしの家では、十八九輪もの眼のさめるやうなやつが互の小さな生命を競ひ合ふやうに咲いてゐる。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
上野の大仏は首が砕け、谷中天王寺の塔は九輪が落ち、浅草寺の塔は九輪が傾いた。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
まだうすい朝日に、九輪がまばゆく光っている。
— 芥川龍之介 『鼻』 青空文庫
作例 · 標準
五重塔の頂上には、青空を背景に九輪がそびえ立っている。
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九輪は、仏塔の最上部にある装飾的な部分だ。
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遠くからでも、その寺の九輪が輝いて見えた。
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