黙字
もくじ
名詞
標準
silent letter
文例 · 用例
ここに石楠花にとろけている生物が二個ある、一個は私である、一個は石楠花の花の中に没頭して、毛もくじゃらの黄色い毛だらけの尻を、倒しまに持ちあげ、蜜を吸い取っているアブである。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
と、冷たい氷のような毛もくじゃらな手が縁の下から出て、旅人の右の足を撮みました。
— 田中貢太郎 『死人の手』 青空文庫
「縁側に腰をかけると、冷たい毛もくじゃらの手が足にかかりました」と、旅人は云いました。
— 田中貢太郎 『死人の手』 青空文庫
毛もくじゃらの臂に血の生々した創があった。
— 田中貢太郎 『申陽洞記』 青空文庫
万戸の毛もくじゃらの頬はすぐ愛卿の頬の近くにあった。
— 田中貢太郎 『愛卿伝』 青空文庫
この若い紳士は良家の――実際に名家の出であったがいろいろ不運な出来事のために貧乏になり、そのために気力もくじけて、世間に出て活動したり、財産を挽回しようとする元気もなくしてしまった。
— THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 『モルグ街の殺人事件』 青空文庫
どんなに堅いお方でも其処は男女の情合で、毛もくじゃらの男でも、寝惚れば滑っこい手足などが肌に触れゝば気の変るもの、なれども山之助お繼は互に大事を祈る者、一方は親の敵一方は姉の敵を打とうと云う二人で、固より堅い気象でございますから、決して怪しい事などはございませんが、だん/\親しくなって来ると。
— 三遊亭圓朝 『敵討札所の霊験』 青空文庫
おいしく感ずるのは、なんといってもくじらのさしみである。
— 佐藤垢石 『さしみ』 青空文庫
作例 · 標準
木食上人は、山奥で修行を積んだ聖者として知られている。
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木食上人の教えは、自然との調和を重んじている。
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奈良の法隆寺には、木食上人が彫ったとされる仏像が安置されている。
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ウィキペディア
黙字(もくじ)は、単語や文を表す綴りの中で、発音されない表音文字や、読み上げられることのない字素のこと。
出典: 黙字 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0