音韻
おんいん
名詞頻度ランク #33271 · 青空 213 例
標準
phoneme
文例 · 用例
現代日本語の整理を意圖する上に、何より必要にして必須なことは、國語のデタラメ發音を一掃して、日本語をその正しく純粹な音韻に統一することである。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
春の海|終日のたりのたりかな だれも知ってる名句であるが、のたりのたりという言葉の音韻が、浪の長閑な印象をよく表現し、ひねもすという語のゆったりとした語韻と合って、音象的に非常に強く利いてるのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
つまり蕪村の場合では、言葉の聴覚的な音韻要素も、対象をイマジスチックに描写するための手段として、絵画的用途に使用されているのであって、本質上の意味でのリリシズムとして――即ち音楽として――使用されているのではない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
ポオの無韻詩「大鴉」の表現効果は、あのねえばあ・もうあとか、れのああとかいふ言葉の、寂しく遠い、墓場の中から吹いて来る風のやうな、うら悲しくも気味の悪い音韻の繰返す反響にある。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
正直に白状すると、これはポオの翻案であつて、鶏の朝鳴を、とをてくうる、もうるとうなどの音韻で表象させ、全体にポオの「大鴉」と似たやうな詩想を、似たやうな表現技巧で出さうとした。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
しかし古代の人間は文法も音韻方則も何も知らなかった。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
「春の梅、秋の尾花のもつれ酒、それを小意気に呑みなほす」という場合の「いき」と「息」との関係は単なる音韻上の偶然的関係だけではないであろう。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
英語の head はチュートン系の haubd といったような語から来ているが、音韻法則によるとLのカプトとは別だそうである。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
作例 · 標準
言語学の授業で、音韻とはある言語において意味を区別する最小単位であると学んだ。
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日本語の音韻を分析すると、母音と子音の組み合わせ方に独特の規則が見えてくる。
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外国語を習得する際には、まずその言語の音韻の体系を把握することが重要だ。
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標準
vocal sound
作例 · 標準
古典文学の朗読会では、言葉の音韻の美しさを味わいながら作品に耳を傾けた。
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詩人は音韻を意識しながら言葉を選び、声に出したときの響きを大切にした。
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和歌の音韻は五七五七七のリズムのなかに凝縮されており、繰り返し読むと耳に心地よい。
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標準
initial and final (in Chinese syllable structure)
作例 · 標準
漢字音を学ぶ際には、中国語の音節が音韻(声母・韻母)の組み合わせで構成されることを理解する必要がある。
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この表は中国語の音韻を声母と韻母に分けて整理したもので、発音の全体像が一覧できる。
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古代中国語の音韻を分析することで、漢字の字音がどのように変化したかが追跡できる。
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ウィキペディア
音韻(おんいん)とは、もともと日本語・中国語などで漢字の音を構成する声、音などの総称。漢語の音声を研究する学問を音韻学という。また近代の言語学では、意味の弁別をなす最小の音声単位であるphonemeの訳語として当てられ、phonemeを研究する学問を音韻論と呼んでいる。この場合の音韻は音素(おんそ)と同義であるが、各言語の歴史的な変化や体系性といった文脈で語られることが多い。音韻学と音韻論とはまったく別の学問である。
出典: 音韻 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0