防火壁
ぼうかへき
名詞
標準
firewall
文例 · 用例
と言つても、新橋の上でうす緑色の馬車がどうだとか、或はあの赤いやうな色の滲じみ出し具合がどうだとか、或はまた眞珠に近い灰色をした家々の防火壁の上に貼られてある廣告がどうだとか、と一々取り上げて言ふことは出來ない。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
焼失した物置は 以前の作法教室 校長は引責謹慎中 因に焼失したる県立高女の廃屋は純日本建、二階造の四|室で、市内唯一の藁葺屋根として同校の運動場、弓術道場の背後、高き防火壁を繞らしたる一隅に在り。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
学校の運動場のズット向うの、高い防火壁に囲まれた片隅に、物置小舎になっている廃屋があります。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
あそこに置いて在るボロボロの籐の安楽椅子に身を横たえて、上半分骨ばかりになった雨戸越しに、防火壁の上の青い青い空をジイッと眺めるのを一つの楽しみのようにしておりました。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
弓道場の蔭の防火壁の横から外へ出て、裏門際の共同便所で髪毛と顔を念入りに直して、コッソリと自宅へ帰りました。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
中央エンジンの後部は防火壁にして、石油は上翼下二個のタンク内に貯蔵さる。
— 虹を渡る日 『踊る地平線』 青空文庫
防火壁という場合、それはその壁自体が火をうけ、やけこげ、最後にやけくずれても、その奥に建てられた家を、火から守りとおすところに意味がある。
— 宮本百合子 『平和への荷役』 青空文庫
同校の防火壁だけが厳然と焼け残り、その両側は空であるのも異様な風景であった。
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
作例 · 標準
データセンターでは、外部からの不正アクセスを防ぐために、多層的な防火壁が構築されている。
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「えっ、インターネットに繋がらない?もしかして会社の防火壁でブロックされてるのかな」と、開発者は困惑していた。
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建築基準法では、隣接する建物からの延焼を防ぐために、一定の距離を置いて防火壁を設置することが定められている。
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