叙事的
じょじてき
形容動詞
標準
epic (e.g. poem)
文例 · 用例
叙事的色彩の強い文学上の作品の中には対象が人間以外のものである場合もずいぶんある。
— 寺田寅彦 『文学の中の科学的要素』 青空文庫
エイゼンシュテインはこれを二つのものの単なる組み合わせあるいは堆積すなわち彼のいわゆる叙事的な原理と見る代わりに、二つのものの衝突の中に観念を生み出し爆発させる力学的原理を認めようとしたようである。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
少し間をおいてから、R国婦人が一|人起つて、やゝ長い叙事的歌詞のやうなものを、多少の科を交へて演じ出した。
— 徳田秋聲 『微笑の渦』 青空文庫
形式も種々に考えて、韻文にしようとしたり、散文にしようとしたり、叙事的にFlaubertの三つの物語の中の或る物のような体裁を学ぼうと思ったこともあり、Maeterlinckの短い脚本を藍本にしようと思ったこともある。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
形式も種々に考えて、韻文にしようとしたり、散文にしようとしたり、叙事的に Flaubert の三つの物語の中の或る物のような体裁を学ぼうと思ったこともあり、Maeterlinck の短い脚本を藍本にしようと思ったこともある。
— 森鴎外 『青年』 青空文庫
(二)客観的表現は、客観事象によつて惹き起された興味の印象が、全体的又は部分的に、実質的内容を蓋うて居るもので、此には叙景的のものと叙事的のものとがある。
— 折口信夫 『和歌批判の範疇』 青空文庫
茲に一つ、考へねばならぬ事は、江戸期に入つては、三味線の演奏法が、忽複雑多趣になつたが、始めは、短章か、長くば、変化のない叙事的な物の外、弾奏する事は出来なかつたのであらう。
— 折口信夫 『組踊り以前』 青空文庫
作家の態度としては叙事的であって、其が読者の気分による調和を、目的としているのが普通である。
— 折口信夫 『歌の円寂する時』 青空文庫
作例 · 標準
その映画は、まるで叙事的な物語のように展開していった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼は、歴史的な出来事を叙事的な筆致で克明に記録した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この壮大な音楽は、聴く者に叙事的な感動を与える。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite