天則
てんそく
名詞
標準
natural law
文例 · 用例
無為は天則なり、無精は神慮に協へり。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
陛下の臣民を警察官が殺すと云ふことは、陛下の御身に傷つけ奉る事、且又た己の身體に傷つけるのであると云ふ此道理が、此の大なる天則が分からなくなつて、尚ほ且つ之を蔽ふ爲めに、兇徒嘯集と云ふ名で召捕つて裁判所へ送る。
— 田中正造 『亡國に至るを知らざれば之れ即ち亡國の儀に付質問』 青空文庫
すなわち中等社会〔ミッテルスタンド〕はこれを平均の度としてその標準となすところに係る、しかしてこの三種族の間に法律上の階級を固くせざるは、実に優勝劣敗の天則に任じて個人的発達を自由にするゆえんなり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
一利一害は天則である。
— 桑原隲藏 『支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道』 青空文庫
事大とは『左傳』の大不字小、小不事大(哀公七年)や、『孟子』の以小事大者畏天者也、畏天者保其國(梁惠王下)から出た文句であるが、朝鮮人は昔から、尠くとも高麗時代から、大國の支那に服事するを以て天則を奉ずるものと心得て居つたのである。
— 桑原隲藏 『東洋史上より觀たる明治時代の發展』 青空文庫
天則果して斯の如く偏曲なる可きか。
— 北村透谷 『最後の勝利者は誰ぞ』 青空文庫
世界に生まれ出たものただわれ一人のみならば別に何の問題も起らぬが、それが二人以上になるといわゆる優勝劣敗の天則に支配せられて、お互いに譲歩せねばならぬ問題が必然的に生じて来る。
— 第二部 混混録 『牧野富太郎自叙伝』 青空文庫
万有自然の規則とは、原因あれば必ず結果あり、結果あれば必ず原因ありというがごとき、必然の天則を意味するなり。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
作例 · 標準
春が来れば花が咲くのは自然の天則であり、誰にも逆らうことはできない。
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彼は人生の苦難もまた宇宙の天則の一部であると受け入れ、悟りの境地に達した。
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傲慢な振る舞いを続けていれば、いずれ天則によって報いを受けるだろう。
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