白味噌
しろみそ
名詞
標準
white miso
文例 · 用例
去年の正月ある人に呼ばれて東京一流の料亭で御馳走になったときに味わった雑煮は粟餅に松露や蓴菜や青菜や色々のものを添えた白味噌仕立てのものであったが、これは生れてから以来食った雑煮のうちでおそらく一番上等で美味な雑煮であったろうと思われる。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
この家の主人の生家は都會であつても關西の或藩から出た祖先からのならはしは、鴫雜煮、或ひは白味噌雜煮であつた。
— 岡本かの子 『雜煮』 青空文庫
「しる市」は白味噌のねっとりした汁を食べさす小さな店であるが、汁のほかに飯も酒も出さず、ただ汁一点張りに商っているややこしい食物屋である。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
喫茶店や料理店の軽薄なハイカラさとちがうこのようなしみじみとした、落着いた、ややこしい情緒をみると、私は現代の目まぐるしい猥雑さに魂の拠り所を失ったこれ等の若いインテリ達が、たとえ一時的にしろ、ここを魂の安息所として何もかも忘れて、舌の焼けそうな、熱い白味噌の汁に啜りついているのではないかと思った。
— 織田作之助 『大阪発見』 青空文庫
)「こんなに揃って雑煮を食うのは何年振りですかなア、実に愉快だ、ハハー松山流白味噌汁の雑煮ですな。
— 正岡子規 『初夢』 青空文庫
この貝は味噌汁の一種に限ったもので、白味噌を赤味噌に混えたを最上としてある。
— 柴田流星 『残されたる江戸』 青空文庫
白味噌の汁に、鯨の白い皮を刻みこんで、青いかぶらを小指の長さに切つて入れる。
— 林芙美子 『風媒』 青空文庫
例年秋澄んだ空の、氣持ちの好い日和が多いのに、降つてゐるなと思ひながら、ぼんやり、床の中から庭の薄の穗の若いのに眼をやつてゐると、隣室では、赤のまんまに白味噌のおつけで、おめでたいことだと笑つてゐる。
— 長谷川時雨 『煎藥』 青空文庫
作例 · 標準
関西風のお雑煮には、甘口の白味噌が欠かせない。
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白味噌を使った料理は、まろやかで上品な味わいが特徴だ。
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スーパーで、京都産の美味しい白味噌を見つけた。
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