凹み
くぼみ異読 へこみ
名詞多音語頻度ランク #25650 · 青空 248 例
標準
hollow
文例 · 用例
この温泉の空気を代表する浴客は、主として都会の中産階級の人であるが、とりわけさうした人たちの若い夫人や娘たち――と言つても、大磯や鎌倉で見るやうな近代的な、中凹みで睫毛の長い表情をした娘たちではない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
ここから見ると、赤沢岳の鞍状の凹みの間から、常念岳が出たが、頂上は雲で見えなかった、昨夜の野営で一日分の食糧が減ったので、人夫の一人を解放して、下山させた。
— 小島烏水 『槍ヶ岳第三回登山』 青空文庫
眼の前には、雁木の凹みのように、小さな峰が分れて、そこから日本アルプスの禿げた頭が、ぐいと出ている、雪の線が二筋三筋ほど、芒に白い斑が入ったように、細く刻まれて、荒ららかな膚に、美しい白紐を引き締めている。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
そして、暫くあたりを歩きまはつてゐたが、ちよつとした土の凹みにぶつかると、嘴と前脚で穴を掘り出した。
— 南部修太郎 『畫家とセリセリス』 青空文庫
二人、三人と、掘り出されるに従って、椀のような凹みに誰れか生き残っている希望は失われて行った。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
探りながら歩いてゆく足が時どき凹みへ踏み落ちた。
— 梶井基次郎 『過古』 青空文庫
眼いたく凹み、その光は濁りて鈍し。
— 国木田独歩 『たき火』 青空文庫
泪が落ちくぼんだ眼の凹みから溢れて流れた。
— 渡辺温 『可哀相な姉』 青空文庫
作例 · 標準
不注意で車のドアを壁にぶつけてしまい、大きな凹みができてしまったので修理に出した。
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お気に入りの枕の凹みに頭を沈めると、一日の仕事の疲れがゆっくりと溶けていく。
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「あ、ここの凹みに指をしっかり引っ掛けてから、真上に持ち上げてください」
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