訳語
やくご
名詞頻度ランク #21061 · 青空 212 例
標準
translation equivalent
文例 · 用例
然るに日本人は、歴史的に思想を持たない国民であるから、本来哲学的の思想を根とする西洋文学の輸入に際して一もそれに適応する原語がなく、日本語字典のあらゆる言海を探した後で、止むを得ず「現実」や「自然」などといふ訳語を、無理にこじつけて適当させた。
— 萩原朔太郎 『詩の翻訳について』 青空文庫
即ち「世界の屋根」と呼ばれるヒマラヤ山は、最高峰エヴェレスト Everest は、海抜三万尺の高さに達しているが、ヒマラヤは梵語「雪あるところ」という意義であるそうで、そこから「雪山」という漢訳語も、起因しているのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
知識階級が全面的に誠意ある努力をこの点に払うならば必ず社会民衆が納得して使用するような新鮮味ある訳語が出来てくると信ずる。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
試みに「春雨」「五月雨」「しぐれ」の適切な訳語を外国語に求めるとしたら相応な困惑を経験するであろうと思われる。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
第一には、この「透明人間」という訳語が原名の「インヴィジブル・マン」(不可視人間)に相当していないではないかという疑いであった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
こう考えてみると「透明人間」という訳語が不適当なことだけは明白なようである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
これは仏経中の翻訳語で、甚だ拙な言葉である。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
此の集には詩文(私は散文詩なる飜訳語を好まない。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
作例 · 標準
この英単語にぴったりの訳語が見つからず、一晩中辞書と格闘した。
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時代背景を考慮して、あえて古風な訳語を当てることにした。
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法律用語の訳語には、一文字の差が大きな誤解を生む恐れがある。
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ウィキペディア
訳語には2つの意味があり、これを「おさ」と読む場合は古代日本における通訳のこと。これは通事とも表記された。 「ヲサ」という音はおそらく古代朝鮮語。これを「やくご」と読む場合は、翻訳された語という意味で、翻訳前の言葉に対する翻訳後の言葉のこと。現代では後者の意味で使うことが多いが、当項目では前者について解説する。
出典: 訳語 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0