使い古し
つかいふるし
名詞-の形容詞名詞
標準
worn-out
文例 · 用例
弟の藤二がどこからか健吉が使い古した古独楽を探し出して来て、左右の掌の間に三寸釘の頭をひしゃいで通した心棒を挾んでまわした。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
彼女は買ってやることになっても、なお一応、物置きの中を探して、健吉の使い古しの緒が残っていないか確めた。
— 黒島伝治 『二銭銅貨』 青空文庫
その眼の前の壁には、学校で使い古したらしい仏蘭西の大掛図が、皺くちゃのまま貼りつけてある。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
娘は、けばけばしい色の新しい靴下を穿いて、それを使い古したリボンで結いて留めていましたが、娘は孤し児で暮しに困ったため、その晩はじめてそんな処に立ったのでした。
— 渡辺温 『イワンとイワンの兄』 青空文庫
「ずいぶん使い古したものでしょう。
— 太宰治 『不審庵』 青空文庫
しかし女の児はそれを大切にしまって、今までちえ子さんが使い古したものばかり使いました。
— 夢野久作 『白椿』 青空文庫
使い古しの段ボールや、プリントアウトした書類の裏側を使ったセンスの良いパッケージを手に取ると、ブックを開く前にもう、微笑みが浮かんできます。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
彼は毎日、汚れた浅黄の手拭で頬冠りをして、使い古した、柄に草木の緑色が乾着いている、刃先の白い坏を担いで、鉈豆煙管で刻煙草を燻しながら、芋蔓の絡んでいそうな、籔から籔と覗き歩いた。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
作例 · 標準
父の使い古しのカメラだが、レンズの性能は今でも一級品だ。
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使い古しの布を切って、床掃除用の雑巾にした。
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「これは使い古しで申し訳ないが」と言って、兄が参考書をくれた。
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