幻辞.com

一羽

いちわ
名詞
1
標準
one (bird or rabbit)
文例 · 用例
私と幸福との間に一羽の鷲が――不幸なこつた不幸な!
中原中也 ヂェラルド・ド・ネルヴァル 青空文庫
――こうした刈入時の田舎の自然と、収穫に忙しい労働の人生とが、屋根の上に飛びあがった一羽の鶏の主観の影に、茫洋として意味深く展開されているのである。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
枯枝に止った一羽の烏は、彼の心の影像であり、ふと止り木に足を留めた、漂泊者の黒い凍りついたイメージだった。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
右手の車庫のトタン屋根に雀が二羽、一羽がちょんちょんと横飛びをして他の一羽に近よる。
寺田寅彦 病院風景 青空文庫
植半の屋根に止れる鳶二羽相対してさながら瓦にて造れるようなるを瓦じゃ鳥じゃと云ううち左なる一羽嘲るがごとく此方を向きたるに皆々どっと笑う。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
森の梢に群れていた鴉の一羽立ち二羽立つ羽音が淋しい音を空に引く。
寺田寅彦 障子の落書 青空文庫
そうした茫漠たる冬田の中に一羽くらい鴫が居るのを見付け出すということは到底|素人には出来ない芸当であったが、さすが専門家の要太の眼には、不思議なフィルター・スクリーンでもあるかのように、実に敏感に迅速にそれを発見するのである。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
直径百メートルもあるかと思う円周の上を走って行くその円の中心と思う辺りを注意して見るとなるほどそこに一羽の鳥が蹲っている。
寺田寅彦 鴫突き 青空文庫
作例 · 標準
見て!公園の池に一羽、アヒルがいるよ!
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
窓の外を、小鳥が一羽、優雅に飛んでいった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
昔話では、不思議な力を持つ一羽の白鳥が登場することがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite