鏃
やじり
名詞
標準
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文例 · 用例
十重二十重にも築き上げられた大鉄壁を目がけて鏃のない矢をぶつつけるやうな、その矢が貫けないからと云つて気ばかりぢりぢりさせて居たことが、全く無意味に終つてしまつた。
— 平出修 『計画』 青空文庫
十重二十重にも築き上げられた大鐵壁を目がけて鏃のない矢をぶつつけるやうな、その矢が貫けないからと云つて氣ばかりぢりぢりさせて居たことが、全く無意味に終つてしまつた。
— 平出修 『計畫』 青空文庫
その時姉が、並んで来たのを、衝と前へ出ると、ぴったりと妹をうしろに囲うと、筒袖だが、袖を開いて、小腕で庇って、いたいけな掌をパッと開いて、鏃の如く五指を反らした。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
何事を……」 的の真ただ中に箭鏃のさきは触れた。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
二人が眼々相看た視線の箭は其|鏃と鏃とが正に空中に突当った。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
あの矢の鏃をいろいろに工夫するのだがネ、どうしても雁股はよくいかない。
— 幸田露伴 『ねじくり博士』 青空文庫
一月の後、百本の矢を以て速射を試みた所、第一矢が的に中れば、續いて飛來つた第二の矢は誤たず第一矢の括に中つて突き刺さり、更に間髮を入れず第三矢の鏃が第二矢の括にガッシと喰ひ込む。
— 中島敦 『名人傳』 青空文庫
矢矢相屬し、發發相及んで、後矢の鏃は必ず前矢の括に喰入るが故に、絶えて地に墜ちることがない。
— 中島敦 『名人傳』 青空文庫
作例 · 標準
博物館には、古代の矢尻が展示されている。
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狩人は、獲物を確実に仕留めるため、鋭い矢尻を用意した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この矢尻は、黒曜石で作られているらしい。
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