ボロ布
ぼろきれ異読 ぼろぬの
名詞多音語
標準
old cloth
文例 · 用例
新米の間は、古新聞、ボロ布の類を専門にしていたので、ぼろい儲けもなかったが、その代り、損もなかった。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
入口には破れ靴やボロ布や雑巾が頭と擦れる位の高さにぶら下げてあり、その一つの赤い布には「浜口雄幸氏三高時代愛用の褌」と御丁寧に木札がついていた。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
白木綿に朱印をベタベタと捺した巡礼の笈摺を素肌に引っかけて、腰から下に色々ボロ布片を継合わせた垢黒い、大きな風呂敷|様のものを腰巻のように捲付けている恰好を見ると、どうやら若い女らしい。
— 夢野久作 『笑う唖女』 青空文庫
それから、汚いボロ布の中に、時計とニッケル貨幣と、その手紙を丸めたものを包んで、僕の手に渡した。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
まず最先に気になったのは、机の引出の中に抛りこんで置いた昨夜の事件の証拠物件と深夜の市長の手紙とが入っているボロ布包みだった。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
貴女はあのボロ布に包んだものを、たしかに速水輪太郎氏に渡して下すったのでしょうネ」「それは間違いなしだわ。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
まず安心と思い、それから持ってかえった証拠物件を包んだボロ布包みを、本箱の書物の空きケースの中に押しこみ、また元のように書棚に入れて置いた。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
これは吾輩が自身にボロ布を拾って来て縫付けたもので、このポケットは木綿の手織縞だ。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
作例 · 標準
古いTシャツをボロ布にして、車のワックスがけに使った。
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画家の作業着は、絵の具で汚れたボロ布のようだった。
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捨てようと思っていたボロ布が、急な掃除に役立った。
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