俗楽
ぞくがく
名詞
標準
popular music
文例 · 用例
慶元以還、民間|俗楽種々起り、楽器もまた増加し、古昔に比すればいっそう進みたりというべし。
— 神田孝平 『国楽を振興すべきの説』 青空文庫
これをもって方今士君子、唐楽・猿楽にては面白からず、俗楽は卑俚に堪えずとして、ほとんど楽の一事を放擲するに至る。
— 神田孝平 『国楽を振興すべきの説』 青空文庫
それがだんだん変って後の催馬楽にも、猿楽にも、能にも、狂言にも、影響して時代の音楽趣味を支配しながら、舞楽自身も元の侭でも残りまたその影響を受けた俗楽も今に残っているというふうであります。
— 高楠順次郎 『東洋文化史における仏教の地位』 青空文庫
その代り、彼の率いた小楽団は、練達なる器楽士のみの集団であり、仏伊の通俗楽に通暁した彼にとっては、その豊饒なる創作力を傾けて、美しき組曲、序曲、その他の器楽曲を生産せしむる唯一の機会でもあったのである。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
彼の音楽が後世俗楽者流の企て及ばざる高貴なものを持っているのは、その天才に起因するばかりでなく、実はこの心ばえに原因するものと言うべきであろう。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
二十三、四歳のシューマンは、いつの世にも絶えない俗楽者流を退け、楽界に新鮮な空気と正論を迎え入れるために、同志と共に音楽雑誌を創めた。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
この間、音楽に対してのみ、独り日本人は享楽的であり、不真面目である筈はないにしても、この真剣さを助け、俗楽を一蹴して、良き音楽、正しき音楽の趣味に邁進せしめたのは、一部若き音楽求道者たちの、レコードによる教養のお蔭であったと断じても大した間違いはあるまいと思う。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、宮廷音楽のような格式高い音楽よりも、庶民に愛される俗楽を好んだ。
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この祭りの夜は、笛や太鼓の俗楽が鳴り響き、人々は陽気に踊り明かした。
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酒場からは、酔客たちの騒ぎ声と、陽気な俗楽が聞こえてくる。
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ウィキペディア
俗楽(ぞくがく)とは、日本の伝統的な世俗音楽のこと。
出典: 俗楽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0