困憊
こんぱい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #33168 · 青空 180 例
標準
exhaustion
文例 · 用例
けれども私の信ずる所によれば、彼の自殺における「漠然たる不安」の一つは、近く來らんとする彼自身の心境的革命にまで、名状しがたき不安の困憊を感じたのである。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
」 困憊した女記者を尻目にかけて、彼女は一枚の名刺を手渡すと、既に通りかかった車にのると、疲労したからだをクッションに埋めて都会の大桟橋を右に折れた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
自分の中の二つの争いには、ほとほと疲弊困憊した慧鶴青年は、何等か心を転ずるものを求めようとすればそこに、土足で乳のみ児の上を踏み躙って来るような無残な情緒が閃いて橘屋の娘の顔が浮ぶ。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
夜中頃、困憊してうとうとしかけた慧鶴の耳に火口から東海面へ二度ほど何やら弾ねる音がして、夜目にも火口の火気は急に衰えた。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
今夜も松村はやはり疲労困憊の人であつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
此の場合に於ける藝術家は、敗殘困憊の將軍である。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
先祖以来茨城の結城郡に居を移した地方の豪族として、多数の小作人を使用する長塚君は、彼等の獣類に近き、恐るべく困憊を極めた生活状態を、一から十迄誠実に此「土」の中に収め尽したのである。
— ――長塚節著『土』序―― 『『土』に就て』 青空文庫
眠くても眠り切れない興奮と困憊の異様な混濁の上に、まだ/\先に困難を控へてゐるのを予覚すると、こゝろが却つて生々として来て愉しくないこともない。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
作例 · 標準
長時間の残業と睡眠不足で、彼は肉体的にも精神的にも困憊していた。
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マラソンを完走した後、選手たちは全身の困憊を感じながらも、達成感に満ちていた。
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「あー、もう困憊だよ。今日はもう何もできない。」
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